条約、たくさんありすぎてよくわからん人のためにわかりやすく解説(政経⑧)

今回は、模試や試験によく出てくる条約をわかりやすく解説していきます。

「条約、ありすぎてなんだかよくわかんねー」っていう人結構いると思います。実は私もそうでした。

でも、模試や試験には出てくるので覚えるしかないですよね。

今回は、条約の

  • 年代
  • 歴史的背景
  • 説明
  • クイズ

の順に構成しています。

「歴史的背景」を確認してから「説明」を読むのが一番わかりやすいと思います。

その前に、

  • 採択とは、各国の人が集まってある条約を実施することで一致すること
  • 批准とは、ある国がその国会で承認するなどして、その条約を守る決定をすること
  • 発効とは、その条約が拘束力を有することになること

です。すいません。難しい言葉ばかりで。

いらすとやの画像を使って表現すると

採択

批准

発効

こんな感じです。批准と発効は少し違うかもしれませんが、あくまでイメージです。

採択、批准、発効の順で進みます。

条約の年代

批准や発効がされていないものもあります。

1960年代

  • 部分的核実験禁止条約
  • 核拡散防止条約

1970年代

  • SALT1
  • SALT2*

1980年代

  • 中距離核戦力全廃条約

1990年代

  • START1
  • START2*
  • 包括的核実験禁止条約
  • 対人地雷全面禁止条約(NGOが主導)

2000年代

  • 戦略攻撃戦力削減条約
  • クラスター爆弾禁止条約(NGOが主導)

2010年代

  • 新START
  • 核兵器禁止条約*

*は発効されていない条約です。多くを調印・採択の年代で示しています。

書きながら思ったけど、ほんとありすぎだろ。

頻出だけ覚えたい人のために太文字を付けました。

ややこしくならないように、今回は頻出のやつしか説明しません。

それ以外のやつは後の記事で説明する予定です。

ただ、共通テストで高得点を目指す人はNGOが主導したやつと、うっすらとその他のやつも覚えておいたほうがいいと思います。

覚える順番は

  1. 頻出
  2. NGOが主導
  3. それ以外のやつ

がいいと思います。覚えやすいところから、簡単なところから覚えるのがポイントです。

条約の歴史的背景

条約を理解しやすくなるように、今回は条約が発効される歴史的背景も簡単に説明したいと思います。

冷戦の始まり

時は1950年代。米ソ間の核競争拡大で、お互いの仲が悪くなっていきます。

キューバ危機

米ソ両国の決断により、キューバ危機をすれすれで切り抜けやや落ち着きます。

この流れで両国が譲歩し始め、少しずつ軍縮が進んでいきます。

  • 部分的核実験禁止条約
  • 核拡散防止条約
  • SALT1
  • SALT2(米が批准せず発効せず)

いずれも核兵器の制限に関する条約です。

太文字は下で、それ以外は後の記事で説明します。

ソ連のアフガニスタン侵攻

SALT2を批准する前に、ソ連がアフガニスタンに侵攻します。

アメリカは激怒し、SALT2はアメリカの議会が批准せず発効しませんでした。

米ソがヨーロッパにミサイル配備

またまたソ連が東側陣営の東欧に中距離のミサイルを置き始めます。

アメリカも負けじと西側陣営のヨーロッパに置き始め、両国がピリピリし始めます。

またヨーロッパで戦争がおこるかもしれないという雰囲気がでてきました。

そこで米ソ両国は、中距離核戦力全廃条約を締結し、中距離ミサイルを廃棄することにしました。

ここでまた、落ちつきモードに入ります。

米ソ両国は、

  • START1を調印・発効し、
  • START2も調印しますが、

START2はロシア議会が批准せず、発効できませんでした。

内容は核兵器の削減に関するものです。

調印は採択と少し似ていますが、イメージ的にはこの画像に近いです。

調印と採択のどっちも行われることも多く、タイミング的には採択と一緒です。

調印

新たな条約スタート

時は2010年。

そろそろSTART1の期限が切れる時期になり、これに続く新しい条約、新STARTを発効します。

トランプ大統領、条約不公平だ

今度はトランプ政権が当選した後です。もう、最近の話ですね。

そろそろ、あの新STARTの期限が切れる時期なのですが、米トランプ政権が中国の入らないのは不公平だとして、今のところ新STARTが延長されるかは分かりません。

条約の説明

部分的核実験禁止条約

別名、PTBTです。

キューバ危機で核戦争を回避し米ソ間の緊張状態が緩和したことと、核兵器に反対する意見が広がったことで、米ソが発効を主導した条約です。

これは地下以外の空間での核実験を禁止するもので、多くの国が賛成し発効しました。

  • キューバ危機のあとに制作
  • 地下以外の空間での核実験を禁止

核拡散防止条約

別名、NPTです。

これは5つの国以外が核兵器を所有することを禁止する条約です。それらの国は、アメリカ・イギリス・ロシア・フランス・中国のことを指します。

基本的にこれら以外の国で実質的に核兵器を所有すると、経済制裁に遭うことが多いです。北朝鮮やイラク、イラクはその例です。

ちなみにこの条約の加盟国であれば、原子力発電など平和目的で使うのであれば、核を使用できます。

上記5か国以外が核を使用する場合、核を核兵器として使っていないか国連の組織であるIAEAのチェックを受ける必要があります。

  • 5つの国以外が核兵器を所有することを禁止
  • 5つの国以外が平和目的で核を使用する場合、IAEAのチェックを受ける必要がある

中距離核戦力全廃条約

別名、INF全廃条約です。

今回の条約は米ソ間で結ばれた条約で、今までの多くの国が参加する条約とは異なります。

米ソ間の条約はこれ以外にも、SALT1/2、START1/2、戦略攻撃戦力削減条約、新STARTがあります。

今回の条約は、大雑把にいうとヨーロッパに配備した米中距離ミサイルを廃棄し、ヨーロッパでピリピリするのを避けようというものです。

この条約は発効されましたが、禁止されていたミサイルをロシアが作り始めたので、アメリカ側が破棄を通告し現在は失効しています。

ちなみに、失効したのは2019年です。

  • 米ソ間の条約
  • 中距離ミサイルを破棄するもの

包括的核実験禁止条約

別名、CTBTです。

これは、すべての空間での核実験を禁止しようという趣旨の条約です。

部分的核実験禁止条約では、地下空間での実験は禁止されていませんでした。

ただ、この条約は核保有国には嫌な条約で、核保有国すべてが反対し、発効していません。

  • すべての空間での核実験を禁止
  • 発効せず

クイズで知識確認

では、自分がどれぐらい理解できたのかクイズで確認してみましょう。クイズは16問の中からランダムで7問が出題されます。

1960年代に調印・採択されたのは、
核拡散防止条約では、
キューバ危機で核戦争を回避し米ソ間の緊張状態が緩和したことで発効した条約は、
部分的核実験禁止条約では、
各国の人が集まってある条約を実施することで一致することを、
その条約が拘束力を有することになることを、
1980年代に調印・採択されたのは、
政経⑧
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