政経好きの大学生が政経のクイズを作ってみました。 今回はすべて衆議院・参議院についてのクイズです。
ゲーム感覚でできるのでぜひやってみてください!
7問ずつ出題し、読み込みするたびに異なるクイズが出題されます。クイズは全部で18問です。
間違いのないように注意はしていますが、万が一あった場合は下のコメント欄で教えてください。
衆議院・参議院編
衆議院と参議院
選挙制度
今回は前回に続いて選挙制度多めの問題でした。
衆議院議員選挙 | 国民審査を実施、重複立候補可 |
参議院議員選挙 | 合区を実施 |
国民審査
国民審査とは「最高裁判所裁判官国民審査」のことです。国民が最高裁判所の裁判官を審査する制度です。最高裁判所の裁判官になって初めての衆議院議員選挙と同時に行われ、その後は10年おきに行われます。
重複立候補
衆議院議員選挙では、候補者は小選挙区選挙と比例代表選挙の両方に立候補できます。そうすることを重複立候補といいます。そして小選挙区選挙で落選した場合でも比例代表選挙で当選することがあり、これを復活当選といいます。
合区
あまり聞かれませんが一応書いておくと、合区を実施しているのは島根と鳥取、徳島と高知です。
参議院・衆議院の特徴
衆議院 | 解散可、内閣不信任決議可 |
参議院 | 良識の府・再考の府として知られる |
解散
衆議院を解散する方法は2種類あります。それは内閣がそうすると決めた時や衆議院で内閣不信任決議案が可決された時です。ただ、後者は内閣総辞職を選択することもできます。
内閣不信任決議
- 衆議院では内閣不信任決議案を提出・可決することができる
これが可決された場合、内閣は内閣総辞職をするか衆議院を解散しなければなりません。
- 参議院では内閣不信任決議案は提出・可決することができない
ただ、問責決議(議員等の責任を問う)を可決することはできます。ただ、法的拘束力はありません。つまり、内閣を総辞職させたり参議院を解散することができないということです。
用語解説
衆議院と参議院の選挙では、選挙区と比例代表の二つの選挙方式を組み合わせて選挙を行っています。
- 衆議院では小選挙区と比例代表を組み合わせた選挙方式
- 参議院では選挙区と比例代表を組み合わせた選挙方式
を実施しています。それぞれで特徴があるのでこれから説明していきます。
選挙区
小選挙区 | 1選挙区で当選できるのが一人だけ |
大選挙区 | 1選挙区で当選できるのが二人以上 |
小選挙区を実施しているのは衆議院、選挙区を実施しているのは参議院です。衆議院議員選挙では1選挙区で一人当選するところがあれば2人以上当選するところもあるため、大も小もつけずに表現しています。
比例代表
拘束名簿式 | 政党名を記入して投票 |
非拘束名簿式 | 政党名か候補者名のどちらかを記入して投票 |
以前書きましたが、衆議院が拘束名簿式の比例代表制で参議院は非拘束名簿式の比例代表制を実施しています。
選挙方式の特徴
比例代表選挙 | 死票が少なく少数意見が反映されやすい 小党が乱立しやすく政局が安定しづらい |
小選挙区選挙 | 死票が多く発生し少数意見が反映されにくい 大政党の議員が多くを占め政局が安定しやすい |
このように選挙方式が違い、それぞれにメリットデメリットがあります。どのようにして選挙をするのか詳しく書くと長くなりそうなので書きませんが、気になる人はぜひ調べてみてください。
その他の問題
- これまでに、最高裁判所裁判官の国民審査により罷免された裁判官は存在しない
- “第四の権力”として知られているのはマスメディアである
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ありがとうございました。